#肺がん
転移性非小細胞肺がんの1次治療としてオプジーボ併用(+ヤーボイ)療法を評価した試験、6年間の追跡データ発表/がんプラス
●PD-L1発現1%以上6年生存率22%:化学療法のみ13%
●同1%未満6年生存率16%:化学療法のみ5% 他
https://cancer.qlife.jp/news/article21481.html
免疫チェックポイント阻害薬オプジーボと抗がん剤ヤーボイの併用療法の6年間追跡結果です。
免疫チェックポイント阻害薬の素晴らしさ、というような短絡的なものではありせんが、いかほどに成果が出ているのかを客観的に示す胎大事なデータです。
PD-L1というのは、要は、人の体にある免疫からがんを守るような働きをする物質で、特に肺がんではこれが原因の悪玉タンパク質とされています。
そして免疫チェックポイント阻害薬というのは、このPD-L1の働きを妨害して、がん細胞への攻撃を効率化させようというものです。
そのPD-L1発現が1%以上の場合、抗がん剤のみの治療での6年生存率が13%であったのに対し、免疫チェックポイント阻害薬オプジーボと併用すると22%まで伸びます。
6年というある程度の期間で測ってみても、効果を成していることがわかります。
免疫チェックポイント阻害薬は、さまざまな薬・療法との組み合わせが試されている状況です。
今後、かなりのがん医療進展につながる気がします。