#がん治療研究
がん治療効果を素早く予測 岐阜大学など、MRIを活用/日本経済新聞
●MRI・CTによる治療効果確認は数カ月かかる場合も→がんが進行してしまう
●重水MRIはがんのサイズ変化の前に効果確認が可能(マウスでは治療後1~3日)→がんが進行する前に効率的な対応
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC26AYJ0W3A920C2000000/
2~3週間前に取り上げた話題ですが、日本経済新聞でも掲載されました。
記事を読むよりも、プレスリリースの方がわかりやすいかも知れません↓
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20230921-3/pdf/20230921-3.pdf
これは画期的な診断法になる可能性を秘めている、大注目な技術です。
現在のCT・MRIによる画像診断によって、放射線治療や化学療法がどれほど効いたかを確認する方法が要する時間は、短くでも数週間、長ければ数カ月というものです。
進行の早いがんであればその間に大きくなってしまい、アップステージの可能性もあります。
しかしこの方法が確立されるならば、治療後1日でがんに対して効いているのかどうかの確認がとれますから、「効かなかった。じゃあ次の治療を。」という高率的な方針転換も可能になってきます。
現在はマウステストのみですから、今後、ヒトでどうか各がん種や臓器でどうか、という確認作業が必要です。
すごい武器になる可能性を秘めているものです。期待します。