#乳がん
選択肢広がる乳がん治療 メスを使わず保険適用見込で注目の【ラジオ波】/OHK
1.5cm以下の早期が対象年内に保険適用認可か
●乳房に針を刺しがん細胞を焼灼、傷跡はほとんど残らない
●所要時間10~15分
●早期発見であることが重要、検診の受診を

https://www.ohk.co.jp/data/26-20231011-00000007/pages/

 

肝がん治療でメジャーなラジオ波焼灼療法が、早期乳がんでも保険適用の見込みです。

 

切除ではなく、お薬でもなくということで、乳がん治療としては、一般に親しみの少ない治療法で、なおかつ、体にもやさしいということで、再発とか大丈夫かなと思いました。

 

2013年8月から2017年11月372例登録による試験が実施されています。

最終結果の報告はまだですが、こちらが良好なことから保険適用になるのだと思います。

 

既に明らかにされているフェーズ2成績では、乳がん1cm以下の52人対象で、経過観察5年の時点で、再発者は0。最長で療法実施後8年の方を含んでいます。

 

これからすると、大変に優れた療法であると言えますが、そもそも対象が初期の患者さんであることが大きなポイントではあります。

 

このラジオ波療法で重要なポイントはがんの大きさです。

これは、使用される装置の許容量ということになりますが、現状では1.5cmが限界と設定されています。

よって、サイズの測定は厳密に行われるようです。

焼き残しによる再発が起きないようにするためです。

 

個人的には、患者さんの体の負担が少ないということは、局所進行したがん細胞に対しても、複数回の施術で対応出来ないものかとは思います。

ただこれも、実用には試験での確認が当然必要です。

その試験を実施することはなかなか難しいかも知れません。

 

増大したがん細胞に対応する新世代のラジオ波用装置が出てくれば、可能性はある気がします。

まあこの辺は、商売も絡んでくる話で、より効く、と、より儲かる、という医療進展上のバランスが必要になってきますね。