#抗がん剤副作用
頭皮冷却装置の効果は?/がんサポート
※化学療法を受けるが同装置によって抗がん剤の効果に影響がないか、脱毛抑制効果はいか程か
●自由診療で14~15万かかる
●脱毛量は3~4割抑制、薬によってはウィッグが必要になる場合も
●抗がん剤効果に影響はない
https://gansupport.jp/article/qa/breast_qa/breast05_qa/48664.html
抗がん剤副作用の代表的なものとして脱毛がありますが、この対策として有名なのが頭皮冷却装置です。
簡単に調べたところによりますと、この頭皮冷却装置を配備している医療施設は、全国で50ほどとのことで、大きな病院が主体になってくると思います。
さてこちらの記事は、どちらかと言うと頭皮冷却装置を使用するのに「大しておすすめではない」とも取れるお医者様からの説明になります。
保険適用外の治療となりますので、コストは14、5万。安くはないですね。
こちらのお医者様によりますと、脱毛抑制効果は3~4割抑制くらいかな、とのこと。
これを少し言い換えますと、どんなに良くても3~4割は抜けてしまうので、完全に脱毛を防止することは出来ない、ということになります。
これをどう取るか、なのですが、抗がん剤の副作用で起きる脱毛というのは、完全に抜け落ちて無毛状態にまでなることを指している、としてもよいと思います。
私が知るほとんどの脱毛事例でそのようであるからです。
これが3~4割抑制出来る、ざっと言えば半分程は毛が残るとすればどうか、という同装置使用するか否かの判断基準がまずあると思います。
ただこの装置使用による成果も、使用する薬によってまちまちだということはおさえておくべきポイントです。
全く効果を成さない場合もあるということを承知の上で、14、5万出せますか、です。
以上は脱毛抑止の観点。
こちらの記事では言及されていないのですが、もう一つ判断基準の大事なポイントがあります。
それは、この装置を使った場合、脱毛してからの再発毛が早いということです。
恐らく、使用される方の多くの方は、この効果に期待されていると思います。
装置を使わなかった場合、抗がん剤治療終了後、完全に脱毛した状態から頭皮が隠れる程度にまでなるには3カ月程かかるのが一般的とされています。
ところが、3年経過しても約40%の方が元の状態にはならず、薄毛、脱毛などの問題を抱えているとの報告があります。
装置を使用した場合は、抗がん剤治療終了後、約1ヵ月ほどで頭皮全体に発毛が認められているようです。
既に実施されているところからすると、回復の早さは明らかなようです。
もちろん、薬剤、装置によって差はあるとは思います。
抗がん剤への影響は無いようですので、それは安心です。
短期的なメリットとしてはあまり大きく期待しない方が良いが、中長期的にはメリットはある。
その価値をどう取るか、ですね。
そのような感じになります。