#がん治療研究
抗がん剤の効果を高めて副作用を大幅に減らす瞬芽ブドウ種子成分に秘められた可能性/DIME
●京大などで研究、抗がん剤との併用試験(細胞)でがん抑制効果を強化、ルミナル型乳がんでは効果10倍も
●カザフでのヒト臨床試験では抗がん剤副作用を92%抑制 他

https://dime.jp/genre/1662839/

 

ほんとですか?というような内容です。

 

ブドウ種子の抽出物は、これまでも健康食品の材料として出回っているものですが、こちらは”瞬芽”ブドウ種子の成分。

しゅんが、と読むのでしょうか、記事から説明を抜粋しますと・・・

【抜粋】 「瞬芽ブドウ種子成分」とは、発芽直前のブドウ種子を特許製法により抽出した成分で、粉末化、カプセル化されたものもある。種子が発芽する際、休眠状態から発芽を促す活性化状態に急激に変換されることから、変化を誘導する様々な機能性成分が含まれる可能性があると期待されている。

 

京都大学などで行われた細胞実験の結果では、あらゆるがん種に対する複数の抗がん剤と瞬芽ブドウ種子成分を併用させたところ、がん抑制効果を飛躍的に高めることがわかったとのことです。

 

細胞実験というのは、試験管などの容器内で、文字通り、細胞のみに対してどんな反応があるかを確かめる実験です。

 

こちらでうまくいったことが、人体内でうまくいくとは限りません。ただ少なくとも、がん細胞に届けば効果を成すことは確認出来ていると見てもよいかな、と、前向きに捉えれば。

 

筆者さんなりに、がんに対する効果に関する主観を色々と書かれていますが、それは半値八掛け程度で今は見ておくべきかなと思います。

 

私はこれよりも、カザフスタンで行われたヒト臨床の方に興味がぐっとひかれます。

カプセルを使った、とありますから、恐らく、経口投与でそのブドウ種子成分を患者さんに飲んでもらっての結果だと思うのですが、抗がん剤の副作用をなんと92%抑えたというのです。

これが、プラセボ比較なのか(もしそうならそう書くはずですが)、副作用の種類なのか何なのかはわかりませんが、92%ですから、かなり抑制されるということになります。

グラフを見ると、かなりな効果が出ているように見えます。

これが、カプセルを飲むことで、であるだけに、大変に有意義ではないかと。

また、記事によりますと、こちらのカザフの試験はまだ進行中で、生存率で概ね良好な結果が出ているようです。

 

また現在、日本国内と推測しますが、膵臓がん患者さんを対象にして、少数の臨床試験を実施しているようです。

やはりこちらもサプリメントとして飲みながら、抗がん剤治療を継続するというものですが「概ね良好」とのこと。

 

私はこちらの記事について、サプリメント屋ならではの視点で読みました。

それは、この記事による利得者は誰か、ということです。

そういう点からは、書かせた記事、半広告記事、という見立ても出来ます。

 

嘘ではないはずです。

筆者さんが名前を出して、DIMEさんという雑誌の看板も背負っておられますから。

 

抗がん剤併用での効果はまだまだこれから。

現状では、抗がん剤副作用の軽減について、期待を持っていきたいと思います。