#脳腫瘍
非翻訳RNAががん細胞を守る仕組みを解明 名大など/MITtech.
●"TUG1"がん細胞におけるDNA複製トラブルを解消する働き
●高悪性の膠芽腫マウスで同阻害薬と既存薬剤での併用試験→高い抗腫瘍効果
●膠芽腫対象に来年3月~名大病院、京大病院、国がん中央病院で治験
https://www.technologyreview.jp/n/2023/09/11/316669/
実は、何か月に1度ほどの高ペースで、悪性グレード4の脳腫瘍である膠芽腫に対する良い治療法を知りませんか、という問い合わせがあります。
ウィルス療法での治療が登場して手立てが見いだされて来てはいるものの、相変わらずその悪性度は高く、患者さんやご家族のみなさまにおかれては、いても立ってもいられないような、そんな状況なのだろうと思います。
その膠芽腫=グリブラストーマの増殖において、効率的に増殖を助けてしまうたんぱく質が発見され、動物実験ではそれを阻害する薬TUG1DDAと既存薬(と言っても新しめの薬ですが)テモゾロミドとの併用によって、高い抗腫瘍効果が得られたとのことです。
そして、来年2024年の3月からは日本で治験が開始されるようです。
どうかしっかりとした効果が出ますように。そのように祈ります。