#大腸がん
血液検査でCTもすり抜ける5mm以下のがんを検出 少量採血で高精度/スポニチ【再】
●血中がんDNAを検出する「シグナテラ」
●大腸がん手術後のシグナによる血液検査実施例,CT異常なしもシグナ陽性,更に検査で数mmの肝転移巣発見→切除→シグナ陰性に
大腸がんは日本で最もかかる人が多いがんとされていますが、初期で見つかれば治る可能性も高いものです。
大腸がんの早期発見のために重要な検査と言えば、大腸内視鏡検査となりますが、これがなかなか抵抗あって受けにくいなあ、と思っています。
こちらのシグナテラは、転移の発見にすぐれたものであるという記事なのですが、がん検診としても使用出来るはずです。
線虫検査によるがんリスクチェックは、評判の悪さでいまいち本格的な普及を見ていません。
一つの要因はコストにあると思っています。
本来の線虫による検診コストは1件あたり数百円レベルだと聞きます。
研究開発費などを入れると、数百円で実現するのは難しいのですが、もう一歩二歩、低コストになればいっきに広がる可能性があると思います。
このシグナテラもまたコストがどの程度かは気になるところですが、血液検査という抵抗の低さゆえ、敷居は低いと思います。
ただし、本当に大腸がん撲滅への一歩と考えるなら、検査と同時に、初期がんが見つかったらどんな治療をして、どれだけサバイバル出来るのかまでをワンセットで提示する必要があると思います。
人が何か困難かも知れない状況に向けて、一歩踏み出すためには、それによって得られる成果とかメリットがわかる必要があるからです。
何かもめごとがあっても、相手がゆるしてくり和解してくれるだろうことがわかれば、謝ることが出来るものです。
いずれにしても、血液検査からのがん発見はこれからのがん医療における早期発見実現の課題です。
このシグナテラはその有力候補と言えそうです。