#非小細胞肺がん
進行肺がん 治療開始前に遺伝子検査結果があると全生存期間(OS)が良好 ペンシルバニア大学/CareNet
●1次治療開始前の遺伝子パネル検査の結果”有無”とOSの関連性検討
●対象326例、追跡期間中央値14.2ヵ月で同検査結果”有”の方が同”無”より有意にOS長
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56936
進行非小細胞肺がんの患者さんが、1次治療開始前に遺伝子パネル検査を実施して結果を有している方が、全生存期間が長いことが明らかになりました。
遺伝子パネル検査の結果があるということは、よりその患者さん個人に合った治療が実施出来るということであり、その有効性がはっきりしたと言うことが出来ると思います。
現在、日本で保険診療によって遺伝子パネル検査を実施出来るのは、標準治療終了後の固形がん患者さんのみということにない、進行固形がんの治療後であるケースがほとんどです。
これを標準治療開始前や治療開始初期に行うことの有用性について議論がありますが、こちらの追跡研究は、有用性を証明するものになりそうです。