#長寿
「老化細胞なくなる」キモかわいくてご長寿⁉ハダカデバネズミ 熊本大学が研究結果発表/Yahoo
●一般的ネズミの寿命は3年、ハダカデバは30年でがんに罹りにくい
●がんの原因になる老化細胞を細胞死によって除去
●ハダカデバはセロトニンを多く蓄積、これにで細胞死誘導か
https://news.yahoo.co.jp/articles/85c894f5d060de9b16d656c353b73040665a88c2
熊本大学さんが実施されているハダカデバネズミの研究が、一応の結論を迎えたようです。
注目していた研究ですが、率直に言うと、残念な結果です。よくわからなかった、ということです。
ただし、一つ大きなポイントになるかなと思うは、この超長寿のネズミがセロトニンを多く蓄積しているということです。
セロトニンはよく聞く脳内物質で、日光浴や人とのスキンシップなどによって得られるとされ、幸せホルモンなどと呼ばれるものです。
つまり、幸福感とかリラックスに関連しているところで有名な物質です。
これがハダカデバには多いということは、彼らはかなり楽し気に30年も生きているのかな、と思われます。
ふざけて言っているのではなく、がん予防や他の病気の予防において、幸福感は大事なのかも、と感じました。あくまで私の感性ポイントでのお話です。
そのセロトニンがどのように老化細胞の細胞死に関連しているかまでは突き止められていない点、最終的に”進化の過程”などと言う非科学的な説法を持ち出している点で、私は残念だと思いました。
がんに関して言えば、老化細胞はひたすらにがん発生の原因になるわけではなく、がんの発生を抑止するケースがあると既に発表されています。
https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/content/900004353.pdf
つまり、老化細胞を完全悪に出来なかったこと、或いは、まだ老化細胞とは何ぞやがはっきりとわかっていないことが、この研究の限界点を引き下げているのかも知れません。
新しいステージでのハダカデバ研究に期待しています。