#トリプルネガティブ乳がん
TN乳がんのHER2発現状況、生検時期によって変動/CareNet
◎512例を遡って解析
◎生検実施回数が増でHER2低発現を示す患者の割合が増加
◎同じ患者でも生検の実施時間でHER2ゼロ⇔低発現は変動
◎「T-DXd」適用可のケースが増える可能性
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56625
トラスツズマブ デルクステカン(T-DXd) は、HER2低発現の転移性乳がんで効果が示されて同適用となっていますが、トリプルネガティブ乳がんのようにHER2陰性の場合は使えないという状況があります。
しかし、トリプルネガティブ乳がんであっても、HER2が陽性に転じる可能性はよく知られており、この記事はそのことを”高確率”とするものと言えます。
なにしろ、5回以上生検をした場合は100%同発現を確認出来ているのですから。
再発率が比較的高いトリプルネガティブ乳がんですから、出来ればこのような薬を使いたいところですが、使えていないという状況は実際あるのでしょうかね。
わからないですが、生検していれば発現するのであれば、TNBCも適用にすればよいのに、という気持ちはあります。
生検だって、楽なものじゃないはずですから。