#肝がん
肝がん再発予防薬の標的タンパク質を同定/理研
◎非環式レチノイド(ペレチノイン)が標的タンパク質の立体構造を変えて肝がん幹細胞を制御
◎同再発予防薬の開発、新規医薬の創薬に期待

https://www.riken.jp/press/2023/20230613_1/index.html

 

調べましたら、ペレチノインという肝がん再発予防用の医薬が開発されているのですが、承認に至っていない状態のようです。

 

一旦、承認申請されながら取り下げられた理由ははっきりとわかりませんが、コストのかかる第三相試験実施と市場の整合性が取れなかったのかな、などと想像します。

治験対象がC型肝炎陽性肝がんの方に限定されていたことも関連しているかも知れません。

 

今回の発表は、どのようにして肝がん幹細胞を制御するのかの構造解明であり、この研究をベースにした新規創薬に期待のかかるものです。

 

肝がんは、依然として難しい部類のがんになりますから、再発予防が可能となれば、大きな前進になります。