#がんワクチン #悪性黒色腫
メルク・モデルナ個別化ワクチン、皮膚がんの寛解期維持に寄与 ※高反響記事の再掲です
◎メラノーマ対象、キイトルーダ+個別化ワクチン試験
18ヵ月無増悪生存79%(キイトルーダ単剤62%)
◎副作用は倦怠感など軽度
配信:ブルームバーグ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-04-16/RT88KMT0AFB401?srnd=cojp-v2
 
今週は話題性のある記事が少ないですね。
先月、かなりの反響を集めた記事を再度紹介します。
 

がんワクチンについて、試験の中間報告が続々出てきていますが、こちらはメルク・モデルナのワクチン。

免疫療法の主力、キイトルーダとの併用試験ですが、明確に効果が出ています。

 

メラノーマは、オプジーボの承認で、急激に治療成績を伸ばしているように、免疫療法への感度がそもそも高いようです。

そこに、より病巣を集中的に攻撃する威力を高めるワクチンを加えて、鬼に金棒、と言ったところでしょうか。

あくまで私の想像です、これは。

 

mRNAワクチンについては、安全性についての不安も取りざたされるケースがあります。特にコロナワクチンで。

しかし、そもそも命に関わる病気であるがんでの使用については、使用当面の有害事象が軽度であるなら問題ないでしょう。

 

よって、ある程度進行したがんへの使用がまずは想定されるようになるはずですから、特に、新しい薬を待っておられれる方にとっては期待が大きいはずです。

 

私も大いに期待しています。