#がん再発抑制 #サプリメント
ビタミンDサプリメントを摂取すると癌の死亡率は12%減少する
国際共同研究による10万人のデータ解析で明らかに 東京慈恵会医科大学
◎癌種に関係なく死亡率減少、高齢者で更に顕著
◎発症前からの連日内服で13%、発症後でも11%癌死予防
◎月1回の大量内服では無効
配信:時事メディカル
https://medical.jiji.com/topics/3039
注目の試験が出てきました。
サプリメントを製造している者としては、大変興味深いものです。
この結果で抑えておくべきポイントは、
(1)連日摂取すること
(2)1日あたり2000IU→50㎍摂取
です。
毎日、沢山ということです。
ビタミンDは日光浴で十分というお話も聞いたことがありますが、50㎍を毎日摂取するためには、それだけではほぼ無理です。
日光浴で、実際にどれくらいのビタミンDが体内で生成できるのか。
5.5㎍生成に必要な日光浴時間は、真夏炎天下で3分。
12月の弱い太陽の下では、正午で22分、札幌では76分です。
毎日、安定的に50㎍は非現実的と言えそうです。
食品に入っているからそれで充分という話もあります。
一般的な食品では「鮭」がビタミンDの王様クラスと言えそうですが、切り身一切れでなんと約25㎍摂れるとされています。
いわしではなら1尾15㎍。
鮭2切れで50㎍は摂れそうですから、確かに現実的です。
しかし、毎日鮭ばかり食べるわけにはいきません。
もう一つのポイント、毎日、ということを考えると、現実的ではあるものの達成に難ありと言えそうです。
だからこそ、サプリメントで摂取する意味はここにありますね。
ビタミンDサプリメントは一般的には安価です。
農業を営む方が長寿であることはよく聞きます。
やはり日光の下で長い時間過ごすことの意味は大きいようですね。
こちらの試験はまだまだ確定的な情報とは言えません。
日本での試験の続報を待ちたいと思います。