#抗がん剤
がん薬物療法「抗がん剤を使用しない選択・軽い副作用」医師が解説する“がんとの共存”
◎がん研有明高野利実医師
◎現在主流の薬物療法では副作用は軽めに、ただし個人差あり
「良い状態で長生きする」に逆行するなら抗がん剤をしない選択
死因としての動脈硬化とがんは同程度

配信:Yahoo
https://news.yahoo.co.jp/articles/752e7795da117fccea61e721312ca782943a09c4

 

抜粋させていただきます。

 

【抜粋】「薬は単なる道具ですから、患者さんにとってプラスになるなら使う、そうでないなら使わないのが原則です。抗がん剤を使うことでラクになるのなら使い、抗がん剤を休むほうがラクな状態になるのであれば治療をお休みするほうがいいんです」

 しかし、患者の多くは“つらくてもやらなくてはならない”と思い込んでいると高野医師は語る。

「医者がやるように言っているから、つらくてもやり遂げないといけない、という発想です。“いい状態で長生きする”という目標に逆行するような治療は、やらないほうがいいにきまっています」

 だが、がんと向き合いながら何も治療を受けないという選択をするのは不安だ。

「それは、がんに対して誤ったイメージが浸透しているからです。例えば、日本人において、心筋梗塞や脳疾患を引き起こす動脈硬化はがんと同程度の死因です。

 罹患すると治らない点も、それによって亡くなる確率が高いのも同じですが、健康診断で動脈硬化を指摘されてもショックを受ける人はそれほど多くないんです。でも、がんを告げられるとひどくショックを受け、何か治療を受けなければと思ってしまう

 多くの人は、がんは死に至る可能性が高く、つらい治療をしなければならないと思い込んでいるんです。がんになっても、自分らしく生きていくことが重要で、そのためにうまく使う道具が、抗がん剤です

 

私は高野医師の言葉が大好きで、メディアは欠かさずに読んでいます。

言葉がやさしいんです。平易という意味、親切という意味、両方です。

 

今回も、上のような表現で、そんなに恐れなくてもいいよ、ということを仰っています。

 

確かに、がんは大変な病気で、命に関係するものですが、毎日の命も命に関係しています。

毎日の命、というのは今のことであり、今日のことです。

だからこそ、それが快適であることもまたとても重要だということで、それはつまり、あまり我慢しすぎることはない、ということでしょう。

 

とても勉強になります。