#老化
老けやすいのはどんな人?老化の要因をランク付け
◎老化加速因子の定量的エビデンスとなる
1位喫煙、2位アルコール摂取増加、3位ウエスト周囲径増加、4位昼寝、5位体脂肪率増加、6位BMI上昇、7位CRP値上昇、8位中性脂肪値上昇、9位小児期の肥満 他
配信:CareNet
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56096
上海交通大学発の論文で、英国オックスフォード大のジャーナルに掲載されたものとなります。
DNAのメチル化に注目し、それが起きやすい生活習慣や疾病などをランキングしたものです。
DNAのメチル化というのは、要は、遺伝子が本来の働きを無くしてしまうということであり、老化によって失われていく体の機能のことだと考えてよいと思います。
そういう視点では、このランキングは”なるほど”な要素が結構ありそうですね。
「老化」は一つの疾病であると言う解釈で、これを治療する手法についての研究が、全世界で真っ盛りと言えます。
医薬品によるアプローチも出てくると思いますが、このランキングで提示されるのは生活習慣に関わるものが上位を占めているので、個人的には好意的です。
たばこ止めよう、酒は控えよう、運動して太らないようにしよう、などなど、生活上の心がけが改善につながるものが多いからです。
生活習慣の改善に関して、最近とある精神科医さんであり学習塾で有名な方による寄稿を読みましたが「無理してやる必要はない」「好きなようにすればよい」「無理することで起きるストレスの方が毒」というものでした。
これも一つの主観であり(少なくともこのお医者様の寄稿からはエビデンスが都度提示されているわけではなかった)否定はしませんが、私とは少し立場が違うなあ、と思いました。
それは、”現状”がどうであるかが大きく関係すると思うからです。
”現状”十分にがんばっておられる方については、そこから更にがんばるとなれば、苦痛を伴うこともあるだろうし、ストイックにならなければならないということになりかねません。
しかし、”現状”あまり何も気にしないで生活をされている方にとっては、生活習慣での改善点はむしろ「余力」とか「余地」なのであり、これを幾分か埋めていくことががんばってみるということになります。
無理をすることで起きるストレスについて、前者はあると思いますが、後者はどうでしょうか。メリットの方が大きくないですかね。
例えば「掃除」とかもそんな感じかなと思います。
潔癖でいつでもピカピカにしておかなくては気が済まない方の掃除と、普段から片付けそっちのけで散らかしっぱなしの方の掃除、それぞれで意味合いが違ってきます。
私は後者の方にとっての掃除は、人生を改善するだけの効果があると思いますが、前者の方にとっては、もう少し気楽に考えて、と言うと思います。
掃除がデメリットになるケースもメリットになるケースもあるということです。
老化、に関して、もしも何もアプローチされていない方は、少し頑張ってみられたらどうかな、と思います。
食、運動、睡眠。結局、これらのクオリティが体を決めていくのだなあ、とあらためて思いますね。