#がん共存療法 #ホスピス
がんステージ4の緩和ケア医、新療法の臨床試験を一度は断られ…後押しした人たち・山崎章郎さんとの再会⑥
◎ステージ4で標準治療の抗がん剤治療をせずケトン食など実践
◎メトホルミンの食前摂取を自分で試す
◎がん共存療法↓
http://www.seiyohanekai.or.jp/sakuramachi-hp/%E3%80%8C%E3%81%8C%E3%82%93%E5%85%B1%E5%AD%98%E7%99%82%E6%B3%95%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.html
配信:Yahoo!
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakanokaori/20230307-00338872
私はYahoo!のことのシリーズで山崎章郎医師を知ったのですが、この方は本当に科学者だと思います。
ホスピスのお医者様であり、ご自分が大腸がんステージ4になったということで、あの手この手でのサバイバルをご自分で、言わば、人体実験されています。
自己人体実験なら、そういう方は他にもいらっしゃるかも知れませんが、手ごたえのあるものについて、臨床試験までお膳立てされるのですから本物です。
今回の記事では、その臨床試験に漕ぎつけるあたってのお話です。
山崎医師のことを簡単にご紹介いたしますと、ステージ4で完治(=がんが完全に消滅すること)が見込めないということで、標準治療の抗がん剤を体が持つまで投与して、という治療を受けていたものの、お医者として一応のヘッジは想定しながら、それを止めてしまわれました。抗がん剤との戦いにもなることを避けられたと言うことが出来ると思います。
すると、それまでもう悪化の一途であった体調面、つまり身体状態がみるみるうちに回復していったようです。これが確か2年ほど前のことでしょうか。
食事面ではケトン食を中心として、がんが育ってしまわないように考慮するなど、体にがんがありながらも生き続けるということを実践されています。
ただし、この記事にもありますように、2021年の中旬にはがんが大きくなったということで、用量を調整した抗がん剤を投与されています。
そして、2022年10月時点では、その時のままを維持しているとのことです。
このように言うと、食事でがんを治す方法、とか、食べるものでがんが消えた、とかの類で取られる方もいますが、そういうことではありませんね。
がんがあっても、悪さをしないように、急速に増大していかないように。大きくなってきたらどうするかの対処も用意しておく。
抗がん剤による体の衰弱を可能な限り避けながら、出来るだけ長く生きることが出来るように、そういうものです。
懇意にさせていただいた、NCI(=米国立がん研究センター)の方が仰っていたことを思い出します。
「がん爆発」という言葉を使っておられましたが、これは、末期になるとある時から急にがんが広がりだして止まらなくなる状態のことですが、これが起きてしまうのは、抗がん剤と体の衰弱が関係しているのだと思う、ということです。
氏のご経験上ということでしたが、抗がん剤回数が多ければ多いほど体の状態が良くなく、この衰弱度合がある一定のラインを超えると、がん爆発が起きる、と。
そして、まさに山崎医師がされているようなステージ4での対処を考えておられました。
がん爆発しないように、抗がん剤を止めて出来るだけ自然のものを使って体の状態を改善していくこと、でした。
そこで食べる食品の中でおすすめの一つがマグロの刺身でしたが、これは山崎医師の「EPAを使用している」ということを符号してきますね。
山崎医師は、これで臨床試験まで進めてしまうのですから、本当にすごいと思います。
試験を受けられる方も命がけと言えます。
今後のがん医療、がんとの共存の上で、大変重要な知見になると思います。
対象はステージ4の方で「食事などによる血糖コントロールと場合によっては少量抗がん剤投与群」と「標準治療準拠の医師選択抗がん剤治療群」の比較ということになるのでしょうか。
要注目です。