#大腸がん 早期免疫チェックポイント阻害薬(ICB)耐性獲得機序としてRTP4サイレンシング(発現していない状態)を同定
◎RTP4遺伝子がICB治療の効果予測の目安になる可能性
◎RTP4発現を誘導する薬とICBの併用が新治療法となる可能性
配信:医療NEWS
http://www.qlifepro.com/news/20230307/rtp4-colorectal-cancer.html
免疫チェックポイント阻害薬との併用薬の可能性について、昨日言及したところですが、こちらはまさにその一つの候補になってきそうなものです。
薬剤耐性が表れないないようにすることで、薬の効きをよくする可能性のあるものです。
最近、エピゲノムとかエピジェネティクスという言葉をよく聞くようになりました。
これは、遺伝子の発現をコントロールする機構と言えそうですが、先天的な遺伝子そのものではなく、後天的に変化するこのエピジェネティクスをなんとか出来ないものか、ということで、エピゲノム創薬、などとして登場するようになりました。
こちらの研究も、最終的には遺伝子の発現を促進したり、減少させたりというようなエピゲノムの話になっていきそうです。