#トリプルネガティブ乳がん #治療法研究
マクロファージに着目した乳がんの増殖・転移抑制法を開発
◎乳房組織に常在のマクロファージを枯渇・阻害でTN乳がんの再発・転移抑制を実証
◎抗がん剤との併用で更なる抑制→抗がん剤の効果を高める可能性
◎他がん種の治療にも有用と見込む
配信:東京工業大学
https://www.titech.ac.jp/news/2023/065997
マクロファージと言えば、白血球の一つで古くから免疫に関するワードとしてあまりによく使われてきたものなので、「え、あれが」という感じです。
マクロファージの働きは、免疫のために必要とされているものですから、これを抑えるとトリプルネガティブ乳がん(TNBC)の増殖を制御出来るというのは意外です。
難治性と言われるTNBCですが、このタイプに特化した治療法はまだ確立されていませんので、”見るべき研究”になっていくでしょう。
今後は、マクロファージの中での分類で、どのマクロファージを阻害すればよいのかが見極められていくようです。
使用されたマクロファージ阻害剤はありふれた薬に入るようですが、標的となるマクロファージをピンポイントで阻害出来るような薬の開発が必要となってきますね。
また一つ、注目の研究が出てきました。
トリプルネガティブ乳がんの患者さんは多いですから、早く使えるようになることを願います。