#放射線治療 #がん幹細胞
世界初!がん幹細胞の考慮により臨床の放射線治療効果の予測に成功
◎通常のがん細胞とがん幹細胞の割合を考慮した予測モデルを開発
◎肺がん例で細胞実験により実際の治療効果を再現することに成功:正確な治療効果予測

配信:弘前大学
https://www.hirosaki-u.ac.jp/topics/83323/

 

秋野暢子さんが食道がんの治療に際して、手術ではなく放射線治療をご選択されていますが、放射線治療がどの程度患者さんに効くのかを事前に、個別に、判別できるようになる技術になるかも知れません。

 

リリース内容によりますと、これまでも放射線治療を予測出来る細胞実験のモデル(ざっと言えば数式ですね)はあったようですが、実際の患者さんでそれをやってみると、がん細胞の不均質が原因で精度がよろしくなかったようです。

 

その不均質の原因となっていたのが最近話題にのぼることが多いがん幹細胞で、これがどの程度その患者さんのがん細胞に存在しているのかを考慮した、新しいモデルを開発しましたよ、というもの。

 

今回は肺がんの患者さんでのテストであったようですが、この新しいモデルで事前予測を立てたところ、見事に実際の治療成績と合致した、と。

 

今後は、別のがん種でも研究が進むようです。

 

より確率の高い治療方法が選べるようになることは、時間が大事ながん治療にとって大きな前進と言えます。

期待の研究成果がまた一つです。