#がん治療研究 #核酸医薬
DNAでがん細胞狙い撃ち 東京大学、免疫生かす核酸医薬
◎マウス(子宮頚がん、TN乳がん、メラノーマ)実験で腫瘍の成長抑制
◎既存の抗がん剤を補完する役割に期待
◎数年内の治験目指す
配信:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC312670R30C23A1000000/
こちらは、先日も取り上げた、がん細胞に集積して効果を出す「ヘアピン型DNA」の報道です。
日本経済新聞が再度取り上げたということで、よっぽど記事ネタが不足しているのか、見るべき成果か、どちらかです。
私は後者かと思いました。
こちらの記事は有料なため、あまり内容がわからないものですが、この研究に関する発表そのものはこちら↓です。
コロナでいっきに注目されるようになった核酸医薬分野ですが、こちらは作用の仕方が全く異なるという点で、やはり創薬上はエポックメイキングの可能性があるようです。
また、マウステストの結果が上々で、更なる前臨床を経て、治験実施の可能性があるようです。
発表内容から読み取れる作用に関する注目点は、
【抜粋】
さらに、その細胞死をきっかけに免疫細胞を誘導し、がん組織の成長を妨げることができることがわかった。
つまり、効果の持続が長期間に渡る可能性があるということですね。
しかも、核酸医薬は製造コストも低く、安全性も高いと来れば期待せずにはいられません。