#エピゲノム #長寿
岩手医科大など、100歳以上の長寿者共通のエピゲノム状態の特徴を発見
◎がん関連及び認知機能に関連する遺伝子群のエピゲノムは若い人と同程度に維持
◎抗炎症に関与する遺伝子周辺エピゲノム状態は老化が進んだような状態
配信:マイナビ
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20230203-2583142/
長寿関連のヘルスビジネスで特によく聞かれるのがエピゲノムですが、エピゲノムとは、簡単に言うと、ACGTとされる4種の遺伝子を組み合わせ調整するなどし機能させるためのシステムのことであり、エピゲノムによってはじめて遺伝子がカタチになって表出すると言ってよいと思います。
記事にもあるように、後天的に環境の影響を受けるとされています。
つまり、「人それぞれ」というのは、エピゲノムによって決まっているということです。
さてそのエピゲノムの状況は長寿者でどんなもんだろうか、という試験の結果が出たというものです。
がんに関連するエピゲノムや認知機能に関するそれは、若さが保たれた傾向。
一方で抗炎症に関連するエピゲノムはきっちり高齢化してましたよ、というのです。
この研究の「で、何なのか」というのは、まだ出ていないのですが、環境による影響を受けるエピゲノムが、がんや認知症になりにくいような状態がどんなもんなのかがわかって来た少しだけ、と言えることは出来ると思います。
ただし、若けりゃいいってもんじゃない、というのが抗炎症に関するエピゲノムに見られる特徴でもあり。
なかなか単純なことではないのは確かです。