↓リンク【配信】がんプラス
・制御性T細胞:がん細胞が免疫からの”自己防衛”のために利用する細胞
・「BATF」が肺がん組織内で制御性T細胞を活性することを発見
・新しい治療法開発に期待 他
既にお伝えした情報ですので、再度となってしまった場合はご容赦ください。
こちらはまだまだマウスでの実験段階ですので、研究の始まりと言えそうですが、大きな成果につながりそうな予感がします。
制御性T細胞とは、もともとは正常細胞で、体を守るために重要な役割を果たしています。
ところが、がん細胞は恐ろしいヤツで、この制御性T細胞をいつしか利用するようになり、人体にある免疫系からの攻撃をこの制御性T細胞で守ってしまうという状況を作り出します。
こうなると、もう悪霊に取りつかれたようなもので、制御性T細胞はがんを徹底的に守りだすので、免疫療法でもお手上げの状態になってしまうことがあるのです。
この”悪霊”とは何なのかを見つけ出せたというのが、こちらの研究結果と言えるのですが転写因子(細胞が増えていくために必要な遺伝子情報を司っているようなたんぱく質)「BATF」というものがその親玉遺伝子のようです。
この「BATF」の働きを削いでしまうことが出来れば、理論上、免疫療法の効果はもっと上がるはずですから期待出来る、というものです。