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【概要】

大腸がんはステ4でも治る可能性があるが病院や医師によって差 

・エキスパート肝臓外科医がどれほど関われるかが鍵 ・再発してもあきらめないこと 他

 

本を出しておられるとのことで、ちょっとトリッキーな事をおっしゃっているのか、と思いましたが、大腸がんに関してのお話に関してで、そうでもなさそうです。

 

ポイントは肝臓外科医、と。

過去17年間のデータから、大腸がん肝転移後、手術を受けた方のうち5年生存が54%、10年生存は41%と良好と言える数字です。

ただし、患者さんの状況、治療をする病院によって歴然とした差があることもご指摘。

要は、身体状態が比較的良い患者さんに対して、手術が出来る医者がいる病院が治療を施した成果数値、とのこと。

 

記事では、肝臓外科医に相談すること、を一つの条件とされています。

これは、探す必要はあると思いますが、不可能なことではありません。

 

もう一つ、患者さんが出来ることとして、身体状態を出来るだけ良い状態にしておく、ということも言えるのかなと思います。

治療中の最中で出来ることはわずかかも知れませんが、出来ることをやる、になってきますが。

 

【抜粋】ある地域がんセンター病院で「もう治せませんよ」という診断のもとで緩和的な抗がん剤治療を受けていた、大腸がん肝転移の患者さんのCT画像を、世界中のエキスパート肝臓外科医に見せたところ、実に6割以上の患者さんが、手術できるポテンシャルがあったという結果も報告されています(Br J Sur 2012; 50: 1590-601)。国内においても、地域や病院が違えば、程度の差はあれ、それに似た状況があるような気がします。本当は治せたのに、身近な主治医の独断で治らない大腸がんになってしまっている可能性があります。

この話は何も大腸がんに限った話ではなく、進歩した有効性の高い抗がん剤の登場によって、他のがんでも同様な場面が増えてきています。