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【概要】

・2000年に直腸がんステージ3~4宣告 

・余命3年宣告も子育て介護で忙しく2007年まで抗がん剤治療もやめていた 

・現在(2021年末時点)はリウマチなども抱えながら必死に生活している 他

 

闘病記、というよりも、このようなケースがあるとのレポートと受け取れます。

 

ご自身が末期とも言えるがんなのに、大病のお子様の子育て・介護に躍起になり、ご自分の治療をやめてしまわれたと。

 

そこには色々なご事情があるとは思うのですが、驚くことは、それでよくここまで生きてこられたな、ということです。

 

少し前に、ステージ3以上のがんで長年生きておられる方の”心持ち”に関するアンケートを見たことがあるのですが、前向きに、闘志、的な心の状態であったとされる中に、自分ががんであることを忘れていた、という項目がありました。

 

治療に前向きになり、がんとの闘いを決心しているうちは、ほとんどの場合はがんを意識していることが多いように思います。

 

しかし、がんであることを忘れる、となるとその行動には大きな違いがあると思います。

 

この方が、がんであることを忘れていた、かどうかは定かではありませんが、腹水がおありであったとのことですから、完全に忘れる、ではなないでしょうね。

 

ただ、自分よりも子供さんの体に心が向いていた、とは言えるかも知れません。

 

2021年末の取材とのことですから、現在、こちらの方がどのようなご様子なのかもわからないのですが、取材当時は体もしんどくボロボロであられたようです。

 

しかし、それにしても、余命宣告から20年近く経っているわけですから、私は驚きとともに、この方の生命力とでも言いましょうか、その生き方に感嘆です。