【リンク↓】 配信:デイリー新潮
個人的に注目のニュースです。
京都の京丹後市は、10万人あたりの100歳以上人口が202.51人と全国平均の3倍以上となります。
京都府立大学と地元の病院が共同で、高齢者800人超を経過観察調査されています。
その中で、京丹後市在住51名と京都市在住51名の65歳以上の方の便から、腸内環境を調査したところ、酪酸菌の存在が浮かび上がった、と。
酪酸菌とは、簡単に言うと強い善玉菌です。
体内の酸に負けずに大腸にたどり着き、大腸の環境を良くしてくれる菌です。
この酪酸菌が、京丹後市の高齢者に多くみられたようです。
京丹後市の男性の死亡原因を調べると、大腸がんリスクが全国平均より20.6%低いそうです。
京丹後市の高齢者に多かった酪酸菌ですが、その中でもロゼブリア菌という種類のものが多かったようです。
この菌が少ないとパーキンソン病リスクが高まったり、新型コロナに感染された方で重症度が高い人ほど少なかったという報告もあります。
さてこの酪酸菌ですが、食べものから摂ることは難しく、腸内で酪酸菌を増やすことを考え方が効率が良いようです。
酪酸菌のエサになるのは食物繊維です。
京丹後市の高齢者80%以上が、週に3回以上、食物繊維が豊富なイモ類を食べていた。
京都市では54%。
海藻類摂取では、京丹後市が66%に対して京都市は44%。
この他にも京丹後市の高齢者には、全粒粉穀物、根菜類、豆類を恒常的に摂取している方が多かったようです。