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格闘家の高須将大さん
5年前、24歳の時に肝がん、肺転移ありステージ4診断
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前を向くために必要だったのは、目の前の相手に集中すること、そして「人と接すること」。一歩踏み出してみないと、気づかなかったことでもある。
セカンドオピニオンを受けた順天堂大学病院でのお医者様との出会いは大きかったようです。
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「でも、治療を始める前に『一緒に頑張っていきましょう』と言ってくれたのは、先生が初めてでした。ささいな一言かもしれないけど、自分にとっては大きかった。この先生を信頼して、頑張ろうと思えました」
SNS発信から、多くの方ががんと闘っていることを知り、交流もする中で、あと一回試合に出る、という目標を定めてがんばったそうです。
「病気と向き合うのも大事ですけど、病気のことばかり考えていたら、落ち込んでしまうので…いい意味で、“現実逃避”も大事かなと。目標を決めたら、前向きになれました。格闘技があってよかった」
試合にも出場し、前向きになれた高須さんでしたが、2019年8月、肺と肝臓への再再発がわかります。これも治療され、その後は再発はないようです。
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「振り出しに戻された感じがした」けど、「死にたくはない」。ショックがないはずはないが、最初に再発した時とは、メンタルが180度違っていた。「今度はSNSで応援してくれる人もたくさんいて、素直に頑張ろうと思えました」
2年前から取り組んでおられる「チャイルド・ケモ・ハウス」の活動。小児がんや難病の子供たちのための施設です。試合でのパンツスポンサーの半分を寄付するなどされています。
私は、色々ながん患者さんと接する機会を通して、がんと闘うことと自分の人生を実現していくことは、割と近接したもので相互的なものであるのだと勉強させられます。
キャンサーギフトという言葉がよく使われるのですが、この裏側には、自分の人生を自分で思い描いて生きていこうとするご意志があるのだろうなあ、と思っています。
ある大病院で長く勤められたお医者様から聞いたお話ですが、やはり、生きるという意志は、実際に生きることにとても重要なのだと言われました。そういう意志がおありの方は、体が病にやられていても、なかなか死なない、と。
治療を続けながら、何か、生きる理由、目標、楽しみを少しでも持っておくということは、強さなのだなとあらためて思いました。
そしてももう一つ大事なことは、人に頼ること、かも知れませんね。