【記事リンク↓】配信:AERA
【抜粋】
2007年、40年連れ添った妻をがんで亡くした垣添忠生・日本対がん協会会長。がんの研究者であり、医師である夫が、がんで妻を亡くす苦しみは壮絶なものだった。苦しみを乗り越え、再生につなぐ原動力は、「妻が喜ぶように、しっかり生きないと」との思い。奮闘の15年の日々とは。
今81歳ですが、かなえたい四つの目標があります。一つ目ががん検診の受診率を高めること、二つ目ががんサバイバーを支援すること、三つ目が在宅死を希望するがん患者が実現しやすい体制を作ること、四つ目が遺族のケアであるグリーフケアを医療の体制の中に取り入れること。
そして私も妻と同じように、最期は家で迎えたい。日々の運動は、高齢単身者である自分が、在宅死を全うできるようにするための備えでもあります。
天国にいる妻が、今の私を見たら何て言うかって? 「なかなかよくやってるんじゃないの」って言ってくれるんじゃないかな。