↓リンク 配信:ヤフーニュース

【抜粋】
鹿児島大学大学院の井上博雅教授(呼吸器内科学)と大学院生近藤清貴さんらのグループ
肺がん細胞の分泌物に含まれる糖鎖(細胞表面にある鎖状の糖)を調べるだけで肺がんの種類を特定したと発表
「患者の負担が減り診断が簡単にできる可能性が膨らむ研究成果」


井上教授によると、肺がんは「小細胞肺がん」と「非小細胞肺がん」に大別され、治療方法が異なるが、気管支鏡検査や、手術で患者の肺の一部を切除するなどして取った細胞を顕微鏡で見なければ種類が分からなかった。

今回、培養した肺がん細胞の分泌物(細胞外小胞)に含まれる糖鎖を解析したところ、それぞれのがん細胞を反映した異なる糖鎖の存在が明らかに
今後、患者から採取した血液などで糖鎖による診断の可能性を追究

井上教授「これまで糖鎖に関する研究はほとんどされてこなかった。転移にどう影響しているかの研究も進め、新しい治療薬の開発などにもつなげていければ」と話した。