配信:NHK 様

【抜粋】山形大学医学部の施設「東日本重粒子センター」で、すでに行われていた前立腺がんの治療に加え、のどから鼻にかけてのがんの治療が17日から始まることになりました。

「回転ガントリー」と呼ばれる装置は、重粒子線の照射角度を自由に変えることができるため、患者は楽な姿勢のまま、がんの治療を受けられるのが特色で、センターが装置の調整を進めた結果、のどから鼻にかけてのがんのうち、X線や抗がん剤治療など既存の治療では効果が低かった特殊ながんの治療にも17日から活用されることになりました。

今後、さらに調整を進め、ことし7月末からは骨盤のリンパ節に転移したがんや再発した大腸がんなど、10月末からは肺がんや肝臓がんなどの治療にも役立てる予定です。