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【抜粋】大腸がんには「むくみ(炎症)」という前段があり、これを防ぐことで大腸がんのリスクを大幅に下げられるという。

腸が「むくむ」ということを、どれだけの日本人が知っているだろうか。でも、実際に腸はむくむ。


腸がむくむリスク要因としては、飲酒や食生活の乱れなどがある。どうすれば予防・解消ができるのだろう。著者があげるのは次の4つ。

①食生活の改善
②毎日2リットルの水を飲む
③週2日の「完全休腸日」
④「腸トレ」で必要な筋力の維持

酒好きの人が心がける「休肝日」は知られているが、「休腸日」には、耳なじみのない人も多いだろう。腸を休ませるには何も食べない、つまり〝絶食〟を勧めているのか―と思うかもしれないが、そうではない。著者が言う「休腸日」は「休肝日」と同じで、アルコールの「摂取を控える日」を指す。

肝臓も大腸も同じ消化器官であり、肝臓に負担になることはもれなく他の消化器官にも負担をかけている―というのだ。

著者が勧める〝完全〟休腸日とは、アルコールを一切飲まないことで、腸を含むすべての消化器の細胞をアルコールを分解して解毒する、という重労働から解放させてあげる日のこと。これを週2日設けることで、腸のむくみのリスクは大幅に下げられるというのだ。

もう一つの「腸トレ」も説明が必要だ。これは猫背や反り肩などの姿勢を治すことで、腸の状態を改善するトレーニングのこと。腸は骨盤の中でさまざまな筋肉に支えられているので、姿勢を支配する筋肉を強化することが腸の強化にも役立つ、というのだ。具体的なトレーニング法を豊富なイラストで解説している。ただでさえコロナ禍で運動不足の人にはぜひ実践してほしい。

 

■大久保式「腸のむくみ」セルフチェック表
□ほぼ毎日、酒を飲む
□飲酒量が多い
□あまり野菜を食べない
□外食が多い
□肉や揚げ物をよく食べる
□レトルトなどの加工食品をよく食べる
□食事をする時間が不規則
□下痢や消化不良の軟便傾向
□おなかを押すと痛む
以上の項目のうち3つ以上が当てはまる場合は、腸のむくみのリスクが高い