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年間登録件数170万件の全国的な手術・治療情報データベース事業NCD。このNCDが提供している「risk calculator」は、手術予定患者の臨床データを入力すると周術期死亡や手術合併症のリスクを評価出来るものです。これを利用することで、肺がん患者さんの予後予測も出来ることが発見されたと。

 

【抜粋】

「短期的な手術関連リスクの指標として開発されたNCD calculatorに、長期予後との関連が認められた。肺癌の治療は外科治療、放射線治療、化学療法の組み合わせが重要であり、手術前の臨床データから得られるNCD calculatorから長期予後が推察できれば、個々の患者の状態に合わせた治療戦略を構築する際に有用な情報となるだろう」と松浦氏は結論した。

 

とのことで、どのような治療成績になっていくかを推測出来ることは、効果的な措置を患者さん個別に取っていくことに有意ということです。これは、早く臨床現場で実装してもらいたいところですし、他のがん種でも利用出来るのでは、と思います。