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配信:オンコロ

 

治験のメリットは、まだ標準化されていない医薬を試すことが出来る可能性、ということになりますが、治験実施病院(施設)が遠くて参加出来ないという状況があります。

 

今回、住いの近くのかかりつけ病院を拠点として、遠隔で治験を実施するという試み、しかもがん領域ですから、画期的だと思います。

 

リモート治験は、、初回は患者さんとかかりつけ医、治験実施医と三者で面談してから始まります。

2回目以降は、かかりつけ医と患者さんで実施し、治験実施医と患者さんはスマホやタブレットなどで診療、というものです。

 

治験参加者は、かかりつけ医の病院まで行かなくてはならないので、完全なリモートではないにしても、かかりつけ病院を拠点化するのは大きな前進だと思いますし、今後、副次的な利益があるかも知れません。

 

記事にもありますが、がんゲノム医療の発展には、治験実施が大きなカギになってきます。ところが治験が少ないという現状。そもそも治験対象が少ないケースが多いのですから、これは日本のがんゲノム医療の死活問題と言えます。こちらのリモート治験が進むようであれば、一つの解決策になりそうです。