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配信:ZAKZAK

 

【抜粋】

デビュー当時は徹底して開腹手術を学び、その後腹腔鏡、そしてロボット手術と、技術の進化を臨床の最前線で体感してきた。現在は自身が執刀する手術の大半をロボット手術で行っている。

「症例ごとに最適な術式を選んでいるが、がんの確実な切除と機能温存を実現するうえで最も有利なのがロボット手術であることは事実です」

化学療法の知識も豊富に備える。特に術前の化学療法を、外科が行うことのメリットを説く。

術前化学療法から手術に踏み切るタイミングは外科医の判断で行うものだし、主治医である外科医が薬物療法を熟知していることは、患者にとっても大きな安心感になる。もちろんがん治療はチームで進めるものだし、消化器内科や腫瘍内科、放射線科や病理科との連携は重要。そうした診療科間の垣根が低いのも、この病院のウリですね

駒込病院一筋だからこそ、病院全体を1つのチームにできる。自らの高度な技術とチームの総合力で、「どこにも負けないがん治療」を追求する。 (長田昭二)

■中野大輔(なかの・だいすけ) がん・感染症センター東京都立駒込病院外科(大腸)医長。1976年、奈良市生まれ。2002年、大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)を卒業し、都立駒込病院入職。18年から同外科(大腸)医長。日本外科学会、日本消化器外科学会、日本大腸肛門病学会の専門医。日本内視鏡外科学会技術認定医他。趣味はゴルフ。