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配信:m3.com
配信サイトさんに登録するお医者様833人からの回答。
お医者様が自分自身ががんにかかった場合でも、6割の方が重粒子線治療を受けたい、と回答したそうです。
6割という数字はそこまでインパクトのあるものではありません。下の理由を読んでみると、同療法の実績と可能性について期待されているところなのだなとわかります。ただしケースによる、ということですね。患者さんの体にやさしいという点を評価されている方が多いです。
【抜粋】
●勧める理由
・ がんに対して生物学的効果が高い・ がんの部位、病期、全身状態によってですが、良い適応はあります。全例に進めることはありません・肺癌脳転移患者に対して数多く勧めてきたが、いずれも良好な経過を得ている・身体的負担が少ない・肝臓・前立腺等で転移がなければ効果が期待できる・確実に局所へ照射できるから・オペ不可能な例でも先行治療して、オペにつなげられる可能性があるため・ケースバイケースではあるが、最近はかなり精密な照射が可能なので・恐らく症例数が少ないだけで症例が多ければ確かなエビデンスとして確立される治療法と感じているから・舌がんの治療でよく効いた患者さんがいた
●お医者様自身が受けたいと思う理由
がん腫と大きさにもよりますが、手術適応がなければ重粒子と場合によっては薬剤治療とを組み合わせたいと思います・標準治療で治療成績が満足できない場合は重粒子線治療を考えたいと思います・体の負担が少なく、仕事をしながらでも治療できるから・やれる治療は何でも受けてみたい・自分が前立腺がんだから・局所制御の効果の実感を得ているから・悪性腫瘍で手術ができない場合に、脳転移などで痛みに苦しむ場合は多々あると思うので、対症療法的に重粒子線治療を行いたい・藁にもすがる……という思いで選択してしまうかもしれません・だらだらと治療期間が長くないから・X線治療よりも有利な病態は確実にあるため、そのような場合は受ける・治る可能性が在る限り追求する・手術や化学療法の効果が乏しい症例の場合は選択肢となる可能性があると考えるから・管内胆管癌でも劇的に効果のある症例も見受けられるから