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配信:ヤフーニュース
記事の内容を一言で言うなら、
放射線治療という選択を忘れていませんか
今は発展していて素晴らしいものがありますよ
ということかと思います。
昨年秋、金田信一郎さんの本を読み、がん治療をどう選択していくかについて、考えさせられました。
衝撃的、と言えるのは、標準治療の優秀さを声高に叫ぶ日本のがん医療なのですが、その実、病院や科、または担当医師によって、治療法や患者に提供される選択肢がまるで違うということです。
最近は、病院によっては選択肢すらない場合もあると聞きました。
いわゆる拠点病院と言われる病院に関しては、標準医療のチェーン化が進んでいるものと思われますが、それ以外、となると、「標準とは名ばかり」の状況が今も散見される、というところです。
医療は、まずはこの問題の解決を急ぐべきだと考えます。
東京にいても、(例えば)岩手県にいても、治療方針としては、同じものになるように。
”方針”とするのは、特別な施設が必要な治療もあるからです。
患者さんには、然るべき情報を提供した上で治療選択していけるように。
然るべき情報とはそんなに多くはないと思います。
以下、例示です。
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Aという治療法の場合、データでは〇〇年は生きることが出来ます。ただし生活面で〇〇は不便が出るので、今後は〇〇は控えてください。
Bという治療法の場合、〇〇は今後も続けてもらえますが、データでは予後〇〇年となり、Aに比べるとやや短くなっています。もちろん、データは中央値ですから、全ての人にあてはまるわけではありません。
さあAとBどちらにされますか?
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このような形でされているお医者様は結構おられるのではないでしょうか。
治療を選択するにあたって最低限の情報は、その治療法を選択することで「何年(月)生きられるのか」、治療後の生活にどんな不便が出るのか、だと思います。
その上で、です。この記事に書かれていることは。
とは言え、放射線治療はこのところ技術更新の話題が目立ちます。
こちらで紹介されている千葉大病院の装置は、かなり優れたものですね。
より副作用が少なく、がん細胞をやっつける技術が出て来るように願っています。