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サルコペニアを併発する進行性大腸がん患者に対するロンサーフ単剤療法、骨格筋量指数の低下が全生存期間に影響 | がん情報サイト「オンコロ」 (oncolo.jp)
オンコロ20210811
・・・・・・・・・・抜粋・・・・・・・・・・
・サルコペニアを併発する進行性大腸がん患者が対象のレトロスペクティブ試験
・ロンサーフ単剤療法の有効性・安全性を検証
・ベースライン時点でのサルコペニアは全生存期間11.2ヶ月で影響を与えないが、
骨格筋量指数が5%以上の低下は死亡リスクを増加させた
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筋力と言うわけではなく、筋肉の量のお話です。
ベースラインとは治療開始前の状態のことですが、これがもともと筋肉の量が少ない場合には、気をつけて治療中も運動をするのが良いということになりますでしょうか。
この辺は、まだ何の結論も出ていないのですが、運動とQOLの維持が、治療成績に影響を与えることが言われることが多いので、やはりなんらかの関係があるのでしょう。
また、今年から発売されている、がん悪液質対策のアナモレリンと言う薬が、筋量の減少に対応する効果があるものです。このような薬との併用も、ますます治療の現場で加速していくのかもしれませんね。