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受容体CHRNB2、胃がん転移の標的分子となる可能性-名大 - QLifePro 医療ニュース

医療NEWS20210805

 

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名古屋大学は8月3日、転移のない胃がん患者と実際に転移を起こした胃がん患者からそれぞれ得た生体試料を用いて、腹膜播種転移、血行性転移、リンパ行性転移を起こした患者群の全ての群で受容体cholinergic receptor nicotinic beta 2 subunit()が異常に高発現していることを発見し、ゲノム編集技術でこれを喪失させることで胃がん細胞の転移に必要な能力を低下させることを明らかにしたと発表した。

 

CHRNB2を阻害することで、主要ながん関連細胞内シグナルを不活性化できるため、がんパネル検査の結果を活用できる可能性もある。今後、ヒト化抗体の創製を進めていくとともに、将来的には胃がんのみならず、CHRNB2が高発現している大腸がん、肺がん、、膵がんなどの他のがんにも応用していくことを目指すとしている。

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