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がん治療放射線増感剤の試験加速でアクサ生命が出資＝ＫＯＲＴＵＣ〔ＢＷ〕｜最新医療ニュース｜時事メディカル｜時事通信の医療ニュースサイト (jiji.com)
配信：時事メディカル20210802
がんサポート配信記事2019.5↓
放射線の威力を最大限に引き出す 乳がんなど表面に近いがんで効果を発揮する増感放射線療法KORTUC | がんサポート 株式会社QLife (gansupport.jp)
再発転移がん治療情報配信2020.3↓
放射線の感受性を上げ、大きながんにも効果を期待。2人の医師が語る「コータック治療の可能性」 | 再発転移がん治療情報 (akiramenai-gan.com)
KORTUCを注射してよくある放射線治療を受けると、よく効く、というものです。
KORTUCの作り方。
「3％過酸化水素水（オキシドール）をヒアルロン酸ナトリウム水溶液で薄め、0.5％溶液にしたもの。」
つまり、安すぎて儲け幅が少ない。臨床試験のコストが賄えないのです。
それゆえ、ほとんどの製薬会社は相手にしませんでした。いや出来なかったと言えます。
効果はどうか。
2006年から高知大学で実施された試験、ステージ１から２の乳がん患者さんの７２例では、５年生存率100％、無病生存率97.1％、局所制御率97.1％。放射線治療ですから、乳房ももちろん残ります。
他の症例で直腸がんステージ３の方。手術前の療法で放射線治療を実施の際、KORTUCを使用。がんが完全に消失。１ｃｍ程度のエコー結節が認められ、残存病変を否定出来ない、ということで手術は実施されたものの、がんは残っていませんでした。
個人的にこの薬はすごいのでは、と思ったのも、やはり乳がん患者さんへの使用結果でした。
今のところ早期乳がんにはかなりの効き目がある、安い、安全。
他の部位のがんでも効果的なケースが出てくるようにも思います。
早く、当然のように使用出来る日が来るように願います。