リンクはこちら↓
希少がんの分子標的治療の幕開けと課題:日経メディカル (nikkeibp.co.jp)
配信:日経メディカル
【抜粋】
従来、こういった希少がんに対する治療薬の開発は、市場が小さいためになかなか進んでこなかった。しかし、肺癌など患者数の多い癌も実は様々な遺伝子異常の集合体であることが明らかになり、それぞれの希少な遺伝子異常に対する治療薬の開発が行われるようになった。そしてその遺伝子異常を他の癌種にまで広げて横断的に見てみると決して希少ではないことから、希少がんに対する薬剤開発のハードルは大きく下がっている。ペミガチニブも、膀胱癌、骨髄増殖性腫瘍、そして腫瘍の種類は特定されない固形悪性腫瘍に対する開発が進んでいる。
遺伝子変異に基づいた薬剤の開発=がんゲノム医療でのアプローチというのは、イメージ的には更に癌種の詳細化だと思っていたところがあるのですが、このように目線を上げたものであるとも言えるわけですね。
あとは適用・承認に向けての試験のスピードが問題とは言えそうです。
この辺、コロナ関連でも同じなのですが、企業任せ、企業頼みの開発では、前に進まないんですよね。儲けがないと動かないわけですから。
公的な投資・支援を実施して、世の中に役立つ医療・医薬が早く発展していくように願うばかりです。