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早期トリプルネガティブ乳がんに対する術前化学療法としてのイミフィンジ+化学療法、病理学的完全奏効率53.4%を示す | がん情報サイト「オンコロ」 (oncolo.jp)

配信:オンコロ 2021.06.24

 

【抜粋】

本試験の結果は下記の通りである。

主要評価項目である病理学的完全奏効率(pCR)はイミフィンジ群の53.4%に対してプラセボ群で44.2%と、イミフィンジ群で高率(OR:1.45、95%信頼区間:0.80-2.63、P=0.224)であった。

本試験のフォローアップ期間中央値42.2ヶ月時点における副次評価項目としての3年無浸潤疾患生存率(iDFS)はイミフィンジ群の84.9%に対してプラセボ群で76.9%を示した(HR:0.54、95%信頼区間:0.27-1.09、P=0.0559)。また、奏効別の3年無浸潤疾患生存率(iDFS)は病理学的完全奏効(pCR)を達成した群で92.0%であったのに対して病理学的完全奏効(pCR)を達成しなかった群では71.9%を示した(P=0.002)。

3年無遠隔転移生存率(DDFS)はイミフィンジ群の91.4%に対してプラセボ群で79.5%を示した(HR:0.37、95%信頼区間:0.15-0.87、P=0.0148)。3年全生存率(OS)はイミフィンジ群の95.1%に対してプラセボ群で83.1%を示した(HR:0.26、95%信頼区間:0.09-0.79、P=0.0076)。