先日、行政書士試験の受験生は、形式的意味の受験生と、実質的意味の受験生に類型化できるということを書きました。
形式的意味の受験生とは、合格可能性が僅かにでも存在する程度の受験勉強を修了していない、
初学者、記念受験、冷やかし組や、願書は出したけど試験会場に来ない人のことを指します。
ここ最近の行政書士試験の難化現象は、
形式的意味の受験生から、僅かでも合格の可能性を持つ実質的意味の受験生になるまでに
勉強しなければならないことが、昔と比べて膨大になってきたということが挙げられると思います。
10年前の行政書士試験は、500ページのテキスト一冊で合格する人がザラでした。
現在の行政書士試験は、そんな付け焼き刃的な学習方法では、おそらく全く歯が立ちません。
もう一つ、難化の原因と思われるのが、
実は国家試験共通の伝家の宝刀ともいえる必勝法「過去問対策」が、
行政書士試験においては、有効に機能しないことにあります。
行政書士試験は、ここ数年で大きな変貌を遂げており、
過去問繰り返し勉強法及び、過去問基準の予備校対策が、
他の国家試験に比べてあまりにも無力なのではないかと思えるのです。
特に今年の問題など、これまでの過去問基準での学習法をとっていた受験生に、
絶望感を味わう試験だったかもしれません。
実務を知らない学者が作るから変な問題になるんだ、という声も聞こえてきますが、
今年の問題を見て、受験生にはなかなか酷だとは思いましたが、
私は実は、大変素晴らしい問題だと思ったのです。
行政書士試験も、ついに法的素養を問う試験になったんだな、という印象。
今後、何をすればいいのか…と迷っている受験生に、私の考える対策を提示します。
民法、憲法、行政法の3科目は、「法律学」をやるしかないと思います。
まず、絶対必要なものは、六法です。
条文を読んでいない受験生には、今年の民法の記述(代位の付記)の解答は出なかったと思います。
できれば、あの問題を見たときに、民法の何条付近に規定されているのか、まで覚えていて欲しい。
今後の行政書士試験は、条文の読み込みが必須になります。
次に、基本書の読み込みが必要になります。
基本書も、もはや憲・民・行は、行政書士試験用テキストでは対応できません。
何を使えばいいのか、については、いずれ書いてみます。
(例えば、大変定評がある教科書、内田貴「民法」は、行政書士試験にはあまり向きません。)
そして、判例理解。
これは、判例百選を基準にすればよいと思います。
3科目に関しては、百選に出ている判例の事案と判旨を押さえておく。
このあたりの理解は、独学ではなかなか困難だと思いますが、
基本書を併用し、判例を理解して欲しい。
もう一つ、百選とセットで重要なのが、近年のいわゆる「重判」
これも、直前期までに押さえておきたいところでしょう。
とまあ、ここまで書いたら、「こんなにやらなければいけないのか…」、
と言われそうですが、旧司法試験の受験生ならば、短答不合格者でも当然この程度はやっています。
基本書の選び方にもよりますが、やってみれば、そこまで膨大な量ではありません。
これまでの、予備校が提示してきた行政書士試験合格法は(十把一絡は乱暴ですが…)、
何時間勉強しても、本試験に対応できない方法だったのではないかと思います。
ここに私が提示した方法論は、入口はなかなか大変かもしれませんが、
3科目に関しては、来年以降の本試験を必ず網羅するレベルの内容ですので、
年内の内から、ぜひ挑戦していただきたいと思います。
3科目だけなら、1000時間あれば十分足りるはずで、
これでもし来年に点が取れなければ、それは自分の理解不足、努力不足と思えるはずです。
これまでの予備校式では、1000時間の努力が報われるかは分かりませんが、
私の提案する方法(実はこれが、一番普通な法律の学習方法だと私は思う)ならば、
必ず努力は報われるはずです。
最後に誤解のないよう書いておきますが、これまでの予備校式学習法は、今後も存続すべきだと思います。
形式的意味の受験生を、実質的意味の受験生へと成長させる過程には、
これまでの予備校講座、あるいは予備校テキストは、十分役に立ちます。
実質的意味の受験生であることを前提に、来年の本試験合格までの過程でやらなければいけないことは、
条文・基本書・百選を中心とした「普通の法律学習法」ではないかと思うのです。
形式的意味の受験生とは、合格可能性が僅かにでも存在する程度の受験勉強を修了していない、
初学者、記念受験、冷やかし組や、願書は出したけど試験会場に来ない人のことを指します。
ここ最近の行政書士試験の難化現象は、
形式的意味の受験生から、僅かでも合格の可能性を持つ実質的意味の受験生になるまでに
勉強しなければならないことが、昔と比べて膨大になってきたということが挙げられると思います。
10年前の行政書士試験は、500ページのテキスト一冊で合格する人がザラでした。
現在の行政書士試験は、そんな付け焼き刃的な学習方法では、おそらく全く歯が立ちません。
もう一つ、難化の原因と思われるのが、
実は国家試験共通の伝家の宝刀ともいえる必勝法「過去問対策」が、
行政書士試験においては、有効に機能しないことにあります。
行政書士試験は、ここ数年で大きな変貌を遂げており、
過去問繰り返し勉強法及び、過去問基準の予備校対策が、
他の国家試験に比べてあまりにも無力なのではないかと思えるのです。
特に今年の問題など、これまでの過去問基準での学習法をとっていた受験生に、
絶望感を味わう試験だったかもしれません。
実務を知らない学者が作るから変な問題になるんだ、という声も聞こえてきますが、
今年の問題を見て、受験生にはなかなか酷だとは思いましたが、
私は実は、大変素晴らしい問題だと思ったのです。
行政書士試験も、ついに法的素養を問う試験になったんだな、という印象。
今後、何をすればいいのか…と迷っている受験生に、私の考える対策を提示します。
民法、憲法、行政法の3科目は、「法律学」をやるしかないと思います。
まず、絶対必要なものは、六法です。
条文を読んでいない受験生には、今年の民法の記述(代位の付記)の解答は出なかったと思います。
できれば、あの問題を見たときに、民法の何条付近に規定されているのか、まで覚えていて欲しい。
今後の行政書士試験は、条文の読み込みが必須になります。
次に、基本書の読み込みが必要になります。
基本書も、もはや憲・民・行は、行政書士試験用テキストでは対応できません。
何を使えばいいのか、については、いずれ書いてみます。
(例えば、大変定評がある教科書、内田貴「民法」は、行政書士試験にはあまり向きません。)
そして、判例理解。
これは、判例百選を基準にすればよいと思います。
3科目に関しては、百選に出ている判例の事案と判旨を押さえておく。
このあたりの理解は、独学ではなかなか困難だと思いますが、
基本書を併用し、判例を理解して欲しい。
もう一つ、百選とセットで重要なのが、近年のいわゆる「重判」
これも、直前期までに押さえておきたいところでしょう。
とまあ、ここまで書いたら、「こんなにやらなければいけないのか…」、
と言われそうですが、旧司法試験の受験生ならば、短答不合格者でも当然この程度はやっています。
基本書の選び方にもよりますが、やってみれば、そこまで膨大な量ではありません。
これまでの、予備校が提示してきた行政書士試験合格法は(十把一絡は乱暴ですが…)、
何時間勉強しても、本試験に対応できない方法だったのではないかと思います。
ここに私が提示した方法論は、入口はなかなか大変かもしれませんが、
3科目に関しては、来年以降の本試験を必ず網羅するレベルの内容ですので、
年内の内から、ぜひ挑戦していただきたいと思います。
3科目だけなら、1000時間あれば十分足りるはずで、
これでもし来年に点が取れなければ、それは自分の理解不足、努力不足と思えるはずです。
これまでの予備校式では、1000時間の努力が報われるかは分かりませんが、
私の提案する方法(実はこれが、一番普通な法律の学習方法だと私は思う)ならば、
必ず努力は報われるはずです。
最後に誤解のないよう書いておきますが、これまでの予備校式学習法は、今後も存続すべきだと思います。
形式的意味の受験生を、実質的意味の受験生へと成長させる過程には、
これまでの予備校講座、あるいは予備校テキストは、十分役に立ちます。
実質的意味の受験生であることを前提に、来年の本試験合格までの過程でやらなければいけないことは、
条文・基本書・百選を中心とした「普通の法律学習法」ではないかと思うのです。