恋愛写真
監督が「ケイゾク」「TRICK」の堤幸彦監督、
主演は松田龍平、広末涼子という組み合わせでけっこう気になってた映画。2003年ぐらいの頃の作品かな。
原作が「また、会いに行きます」の市川拓司らしいけど、
そんな純愛ムードプンプンの映画でもないし、「ケイゾク」「TRICK」のような変わった作風の映画でもない。
この映画は、邦画らしいゆったりとしていい雰囲気の前半と安っぽいサスペンスになった後半と分けられる。
前半は、大学の同級生、誠人(松田龍平)と静流(広末涼子)の恋愛や
趣味の写真を通しての生活が描かれていて、ここにでてくる写真はどれも美しく、
写真ていいな、やってみようかなと思わせる力さえある。
また被写体として写る広末涼子はめちゃくちゃ写真写りよくてかわいい。
自由奔放な役柄もいいけどこの静止画の広末はほんとに綺麗だと思った。
でも、後半は雰囲気一転。
卒業後、わかれた静流がNYで殺されたという噂を聞いた誠人はNYへ向かう・・・・。
ここから陳腐なサスペンスちっくになって松田龍平は英語をしゃべり、
何度もぼこられては誰かに助けられる。
そして最後の小池栄子が映画のトーンから浮きまくりでドン引き。
なんなんだろうね、ほんと。
主役二人のキャラクターが良かっただけに残念だったな。
でもまぁ写真よかったからいいかな。