荻原浩 - 神様からひと言 etc... | DIG!DIG!DIG!

荻原浩 - 神様からひと言 etc...

荻原 浩
神様からひと言

Amazonよりあらすじ

大手広告代理店を辞め、「珠川食品」に再就職した佐倉凉平。

入社早々、販売会議でトラブルを起こし、リストラ要員収容所と恐れられる「お客様相談室」へ異動となった。

クレーム処理に奔走する凉平。実は、プライベートでも半年前に女に逃げられていた。

ハードな日々を生きる彼の奮闘を、神様は見てくれているやいなや…。サラリーマンに元気をくれる傑作長編小説。


荻原 浩
なかよし小鳩組

Amazonよりあらすじ

倒産寸前の広告代理店に大仕事が舞い込んだ。ところが依頼主はちょっとタチの悪い筋の方で…。

気持ち良く笑えて、泣けるユーモア小説。小説すばる新人賞受賞作に続く書き下ろし作品。


荻原 浩

Amazonよりあらすじ

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。

でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。

香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。

口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、

やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。



 最近、荻原浩という作家が熱い。

あちこちで名前を見るようになって、評価も高いので興味を持ち早速読んでみることに。

とりあえず今のところ読んだのは3冊「噂」「なかよし小鳩組」「神様からひと言」


それがどれもおもしろい。なんというか、痛快。


ユーモア作家なんて言われてるらしいけど、

「なかよし小鳩組」「神様からひと言」は、どちらもサラリーマンを主人公とした

コメディ的な作品。

主人公は決してかっこいいモテリーマンではなくどちらも問題アリで平凡なサラリーマン。


平凡ゆえ感情移入もしやすく、頑張れと言いたくなる。

そして彼らが奮闘するところや、体制と戦うところに、おもしろさ、痛快さがあり、元気づけられる。


なんとなく「僕らの七日間戦争」で有名な宗田理に作風が似ていると思う。



けれど「噂」は一風変わって本格サイコミステリー。

これもよくできてて最後まで謎が解けず楽しませてもらった。


コメディもミステリーもいける荻原浩、まだまだ読んでみたい。

いや、読まなければ。