レミオロメン - Ether | DIG!DIG!DIG!

レミオロメン - Ether



アーティスト: レミオロメン
タイトル: ether[エーテル]

 1月にはシングル「モラトリアム」、2月にもシングル「南風」。そして3月にはこのアルバム「Ether」と今年ものすごい勢いで疾走しているレミオロメン。そんな彼らの2ndアルバムはプロデューサー小林武史の手腕が光ったのかPOP色強い春を感じさせるアルバムとなった。前作は歌詞も曲も少し暗めで哀愁漂う感じのものが多かったのに対し、今作は歌詞も曲も明るく前向きである。一言で言うと、1stアルバムは「雨」、2ndアルバムは「晴れ」という感じである。

 全12曲中4曲がシングル曲とちょっと多いがやはりこれらはどれもいい曲。特に#10「3月9日」はとても泣ける名曲だと思う。他の曲では#3「春景色」が印象に残った。
 
 スピッツを髣髴とさせる春っぽさでブレイクを予感させる。事実こないだ渋谷タワレコのミニライブの後女の子たちがたくさん裏で出待ちをしていると状況に遭遇。もはや準備はできている。レミオロメンGOING UNDER GROUNDもあとはタイアップなどをするだけで勝手にどんどん売れていくのではないだろうか。あんまり売れ出すと聞きたくなくなるひねくれものの僕にはちょっと寂しい。そして「昭和」のような感じの曲をもっと聴きたい。

これらのアーティストが好きな人はこの作品も気に入る!・・・はず
●ASIAN KUNG-FU GENERATION
●スピッツ
●GOING UNDER GROUND