伊坂幸太郎 - アヒルと鴨のコインロッカー | DIG!DIG!DIG!

伊坂幸太郎 - アヒルと鴨のコインロッカー

著者: 伊坂 幸太郎
タイトル: アヒルと鴨のコインロッカー

 僕が伊坂幸太郎を読むのはこれで3冊目。ここまででこの人の作品には全くはずれがない。というよりも全部あたり。相当打率高いよー、この人は。はまるはまる。あらすじを少し紹介します。

 大学入学のため一人暮らしを始めた主人公・僕は隣の住人で変わった美青年・川崎になぜか書店強盗を手伝わさせられる。それからも僕はこの川崎にふりまわされ川崎のかわった行動に興味を持ち始め彼のストーリーに首を突っ込み始める。

 そしてその二年前、とあるペットショップで働く琴美はブータン人の恋人・ドルジと共に近頃頻繁に起こっているペット殺しの犯人達と思われるグループに遭遇する。そして琴美の元恋人・川崎も登場しペット殺しの犯人を追う。

 このまったく関係のないような二つの話が交互に進められていき、突然ひとつの話に重なり合う。このミステリーの醍醐味ともいえる瞬間を作り出すのが伊坂幸太郎は本当にうまい。さらにどんでん返しもあり、僕は「まじか!そうだったのか!」と思うほどいっぱいくわされた。そして最後は少し悲しい話になってしんみり・・・。でも、とってもおもしろかった!

 早くこの人のほかの作品が読みたいのだがなにせこの人の作品は「オーデュボンの祈り」以外文庫が出ていない。基本的に通学の電車の中で本を読む僕には単行本を持ち歩くのはちょっとつらい。お願いだから文庫ででて!「チルドレン」!「重力ピエロ」!

 追伸:実はこれでこの記事を書いたのは三回目。がんばってかいたとおもい保存ボタンを押すと、システムエラー。一瞬にして今までの努力が消える。なんなのさ、これ。しかもどうやら同じように腹立ってる人たちは複数いる模様。まったく、リニューアルしなくてよかったよ、アメブロ。