こんなに騒がれると,かえって餃子を食べたくなる。以下の産経新聞の記事によると,残留農薬じゃなく誰かが人為的に混入させたのだろう。それはこの記事のように中国で行われた可能性が高いのか?はたまた日本国内で中国を貶めるために行われたのか…
それにしても,食の安全が叫ばれている。テレビに出てる有識者は揃って,安いからといって中国の食材に頼るのを見直すべきだという。でも,中国の食材に頼らなければならない国にしたのはどこのドイツだ?ましてや年収も下がるばかりで,油価の高騰の煽りを受け,食品関連まで値上げラッシュが続いている。こうなると,安い中国製品に頼らざるを得ないだろ!そもそもの失敗は日本農業を蔑ろにして,食料自給率を極限まで下げた政策に問題があるんじゃないの?と,ぼくは思う。
因みに僕んちの冷凍庫はまだ中国製の冷凍食品が二つ入っている。枝豆とお弁当用インゲンと小松菜だ。勿論,食ってやる(笑)
ギョーザ中毒 人為的に混入強まる 中国で製造・流通時に 2月4日8時1分配信 *産経新聞
中国製ギョーザ中毒事件で、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が中国国内で冷凍ギョーザの商品に混入したとの見方が強まっている。殺虫剤が日本国内で入手困難なうえ、被害者が出た2商品の接点が中国国内に限られるためだ。政府高官も3日、中国国内での混入の可能性を示唆。警察当局は中国側の製造・流通過程について情報収集を始めた。ただ、中国側が殺虫剤の使用を否定するなか、新たにギョーザ6袋の外側からメタミドホスが検出されるなど、謎は多い。原因究明の見通しも不透明だ。
■共通ルート
「問題のギョーザの流通ルートが全部一致しているのは、製造元の(天洋食品の)工場から天津港までだ」。政府高官は3日、こう指摘し、中国国内での混入の可能性を示唆した。
千葉、兵庫両県で中毒症状を起こした「CO・OP手作り餃子(ぎょうざ)」と「中華deごちそうひとくち餃子」の製造後の流れや流通ルートはこうだ。
手作り餃子は昨年10月20日に約6800パックが製造され、10月29日に天津を出港、11月5日に横浜に入港した。ひとくち餃子は昨年10月1日に約8200パックが製造され、11月2日に天津を出港、11月6日に大阪に入港した。
共通ルートは天洋食品から天津の間だけ。日本国内の流通ルートには2商品に接点がない。中毒被害があったのは千葉、兵庫両県と離れた位置にあり、日本国内での混入の可能性は低い。
これに加え、中国国内ではメタミドホスが闇で流通しているのに比べ、日本国内では流通していなく入手困難な点が、中国国内混入説の根拠だ。
捜査幹部の一人は「メタミドホスが日本国内で混入した可能性をつぶすことが捜査の焦点」と話しており、警察当局は商品の製造・梱包過程で混入した可能性が高いとみている。
■残留は疑問
岸田文雄国民生活担当相は3日のフジテレビ番組「報道2001」に出演し、「薬品の量などを考えると、(残留農薬ではなく)どこかで何かの理由で入れられたと理解している」と述べ、メタミドホスが人為的に混入された可能性が高いとの認識を示した。
千葉市の母子2人が中毒症状を起こしたギョーザから130PPMと、基準の100-400倍の極めて高濃度のメタミドホスの成分が検出された。ギョーザ1キロに130ミリグラムが混入していたことを示し、残留農薬のレベルとはけたが違う。食品衛生法ではメタミドホスの基準はニラ0.3PPM、キャベツ1PPMと定められており、残留農薬の可能性はほとんどないという。
天洋食品の工場では大量の野菜、豚肉、調味料を混ぜてギョーザの具を作り、皮で包んで成型。冷凍して袋詰めにし、段ボール箱に詰める。高濃度のメタミドホス混入が限定的な現状から、具作り工程の後に混入されたとみられる。
■捜査長期化
警察当局は、大量の商品の鑑定を進める一方、天洋食品の工場を調査した日本生活協同組合連合会幹部や双日食料幹部らから工場の状況について説明を受け、製造・流通過程について調べを進めている。新たに判明した6袋の外側からの検出では、中国国内での袋詰め以降の過程で混入された疑いがあるとみている。
ただ、中国の「食の安全」への批判が高まり、中国側が“過敏”になっているため、「非常にデリケートな事件。慎重な捜査が求められる」(捜査幹部)といい、捜査は長期化する見通しだ。