ブログ(実は日記)を書き始めて,本日遂にコメントを頂いた。やはり嬉しいものだ。はい,頑張ります。
かなり地味な日記なので訪問者もいなく,公開しても誰も気に留めないなと思っていた。しかし,二日前に書いた"畦道で大塚愛を聴く"ではなんと一気に60名もの訪問者があったのだ。とても驚いたが,多分タイトルに大塚愛が入っていたからであり,内容を見て皆さんガクッと来たのだろう…今後,日記のタイトルを付けるときは変な興味をそそらせる様なタイトルを付けてはいけない,と反省している。
折原一の殆どの小説の中で,犯人か,若しくはそれに限りなく近い人物の日記が織り込まれている。その日記を読んでいるとどう考えても第三者に読まれることを前提として書かれているのである。折原一は群を抜いたストリーセンスを持った作家なので,どんどんと引き込ませる。だから登場人物の中で,学のない犯罪者が書き留めた日記であっても,とても饒舌に書かれている。小説の中の筆者に対して「お前みたいな馬鹿がなんでそんな日記をかけるんだよ!」と突っ込みを入れたくなるくらいだ。とても不思議な感じだ。そう,日記とは自分のことを書き留めるものではなく,自分以外の人間に読んでもらいたいという欲望そのもののような気がする。学生の頃書いてた日記(妄想?)も友達に読んでもらうことに,凄く快感を覚えていたものだ。
ただ,この匿名性の高い不特定のネット社会に日記を公開するということは,やはり格段の注意を払い,第三者を非難することと誹謗中傷することを履き違えないで,書かなくてはならないと思っている今日この頃なのだ。(なんか最後はキッコの日記風)