鎖骨まであった髪の毛をバッサリと切り、子供達の送り迎えの際も

 

「誰かわからなかった…!」と言われる程。

 

今までとにかく面倒でコンプレックスだった髪の毛。

 

縮毛をかけてペタンと人工的になったり、「あ~またうねってきた…縮毛行かなきゃ…」と嘆く日々。

 

そういうのがスコーンと無くなって、

 

朝起きてボッサボサの頭にワックス付けてグシャグシャ~として

はいおわり。

 

なんて楽なの!そして天然パーマのおかげで

勝手にこじゃれた感に見える。笑

 

なんだこれでよかったんじゃん。

なんでもっと早くやらなかったんだろう。

 

学生時代はみんな人形みたいに

黒髪×ストレートで。それが常識。それが可愛い、みたいなところがあって

 

天然パーマの自分はいっつもからかわれてた。

 

「あの雲あんたの髪の毛みたい」

 

とか

 

「ほらここめっちゃうねってるよ!」

 

とか

 

もう「ほっとけよ」と散々思っていて。

 

人の痛みには鈍感で、全然悪気なく言ってくる友達。

 

それでも「自分が言われて嫌な事は、人には言わない」とずっと決めてた。

 

というか、同じように、私がその子に対して

「あんたなんか○○で○○じゃん」と言えば

 

絶対地雷を踏んで、機嫌が悪くなることが分かっていたから。

 

人には言うけど、自分は言われたくない。

 

毒舌なのに無駄に人気のある子だったけど、今思えばただの恐怖の支配によるものだったんだなと思う。

 

怒らせたら怖いから。

不機嫌になると面倒くさいから。

 

だから言われても笑って許して、機嫌を取る。

みんなそうだったのかもしれないな。

 

学生のコミュニティって狭すぎて怖い。

さっさと卒業したいとずっと思ってた。

 

あれから10年以上たっているのに、ずいぶん昔の事に縛られてるなと思う。

 

もうあの子と会うこともないのに。

ずいぶん自分の傷になっていたんだなって思う。

 

今の自分が好き。

くるくるの自分が好き。

 

自分を愛せるようになった

今の自分が好き。

 

今まで目を背けてきた分、もっと自分を大事にして

愛してあげたい。

 

誰の目も気にせずに

好きなように絵を描いて

 

好きなように勝手にふるまって

 

もうなんかまわりまで考えるの面倒くさい。

 

 

そんな事を思った秋の始まりでした。