夜遅い時間に食べると、
寝ている間に脂肪になると言われていますよね。
それなら、いっそ寝なければ
太らないということなのでしょうか。
「寝ている間に脂肪になる」なら、
寝なければ夜遅い時間に食べても大丈夫?
そう考える人もいるとは思いますが、
答えは残念ながら「NO」です。
人間の身体には、体内時計というものがあり、
たんぱく質をはじめ、いくつかの成分が
体内時計を動かしています。
このたんぱく質が、増えたり減ったりすることで、
身体は1日の中で活発モードになったり、
お休みモードになったりしているのです。
実は体がこのたんぱく質、脂肪を
体内に溜め込もうとする性質があるのです。
そして、このたんぱく質が増える時間帯、
それが夜の10時~明け方の2時頃なのです。
つまり、夜遅い時間に食事をすると、
同じ摂取カロリーでも夕方に食べるより
脂肪として蓄えられやすい、
それが太りやすいということになります。
さらに、夜遅くまで起きている不規則な生活が続くと、
この体内時計は狂ってきます。
これが狂うと、問題のたんぱく質が
常に多い状態になってしまいます。
そうなると、規則正しい生活をしている人と、
まったく同じ摂取カロリーでも
不規則な生活をしている人の方が
太りやすいということになりますよね。
体内時計が狂うと、
ホルモンのバランスもおかしくなります。
夜遅くに食べるのと、朝食べるのとでは、
消費カロリーにも違いがあります。
食事誘導性熱代謝というのを知っていますか?
これは、食べたものを
消化吸収するのに使われる消費カロリーのことで、
基礎代謝量の約10%を占めます。
たとえば体重60kgの人なら、
1日の消化吸収に使われるカロリーは
約180kcalになります。
毎日180kcalですから、意外とあなどれません。
この食事誘導性熱代謝は、
夕方から夜にかけて、どんどん下がっていきます。
つまり、同じ量を食べるにしても、
夜より朝に食べた方がカロリーを
より多く消費できるってことになりますよね。
夜遅い時間に食べても、寝なければ太らない?
という考えは、これらの理由から
「NO」ということになります。
仕事などでどうしても食事が遅くなるような時は、
夕方の時点で軽くでも何か食べておいて、
深夜にたくさん食べる
なんてことのないようにしたいですね。