婚活をしていた時、
自分より歳を取っているイケメンでもない人が、

「共働きを希望する」とか
「家事育児をやって欲しい」とか
言ってくることが嫌で、

更にはそれが自分より稼ぎの少ない人なら、
尚更嫌だった。

「何言ってんだこいつ?」
と本気で思っていた。

けれど、今なら分かる。

要は、彼らにとって私を選ぶ理由が、
「お金を稼ぐ」とか、
「家事育児を任せられる」とか、
対外的に説明できる理由を持たせること以外、
何も無かったんだ。

キレイでもない、若くもない、
そんな人を人生の伴侶に選ぶことは
苦痛だったのだろう。

松田さんも、たぶんそうだ。

お金を稼いで、自分に優しくしてくれる。
病気の自分を気にかけてくれる。
初めて付き合った人。

それ以外の価値は見いだせないのだろう。
そのどことなく漂う妥協感は、
本人すら気づいていないものかもしれない。

でも、それは私も同じだったから、
優しくしてくれる妥当な人に諦めて
手を打ってしまおうとする心理は一緒だから、
だから無視出来ずに際立ってしまう。

そういう妥協感は、いずれ
お互いの関係を冷めたものにしてしまう。

もしかしたら、好きで結婚するという流れは、
30を超えるととてつもなく難題なのかもしれない。

でも、この人と一緒にいて楽しい、とか、
この人と一緒いる未来が楽しみだとか、
そういう素直な感情を捨てたら、
人生を捨てるのと一緒だ。

だから、しんどいけど探すしかない。
この人と一緒にいたいと思える人や、
そう思える気持ちを大事にしよう。